ゆる会の日、気づけば“トラベラーズノートを愛でる仲間”ができていた

ゆる会の日、気づけば“トラベラーズノートを愛でる仲間”ができていた

【はじめに:『はじめまして』の緊張が消えた日】


 2026年6月28日。文華堂しゅみ部の第一弾として「トラベラーズノートをゆる〜く楽しむ会(※以下ゆる会)」をひらきました。

 会場に集まったのは、長く愛用しているヘビーユーザーの方々と、「興味はあるけれどまだ持っていない」という非ユーザーの方々。

 最初の空気は、やはり少しだけピリッとしていました。 初対面の場に漂う、あの慎重な間合い。 けれど、テーブルにそれぞれの使い込まれたノートがそっと置かれた瞬間、空気がふっと変わりました。

 革の質感、旅の跡、貼られた紙片、色あせたスタンプ。 その“物語”が視界に並んだ途端、参加者の目が一斉に輝き、 「それ、どこで手に入れたんですか」 「このページ、すごく好きです」 そんな声が自然にこぼれはじめました。
 『はじめまして』の緊張は、ノートが開かれた瞬間に静かにほどけていったのです。

ゆる会の日、気づけば“トラベラーズノートを愛でる仲間”ができていた
旅に行く前、どこに行こうかと考えながらノートをつくっている女性ユーザーさん。ノートの完成度の高さに全員が夢中に!

【参加者たちのリアルな空気感と熱量】


 名札には名前と住んでいる地域、そして推し歴。 その小さな紙片が、心の距離をそっと近づけてくれました。

ゆる会の日、気づけば“トラベラーズノートを愛でる仲間”ができていた
みなさんにお渡しして記入してもらいました

 お互いのノートを覗き込みながら、 「このリフィル、どう使っているんですか」 「表紙のデコレーション、すごく素敵ですね」 「その限定モデル、やっぱり買っちゃいますよね」 と、まるで旧友のような熱量で会話が弾む。

ゆる会の日、気づけば“トラベラーズノートを愛でる仲間”ができていた
ゆる会の日、気づけば“トラベラーズノートを愛でる仲間”ができていた


 普段なら、文房具の細かなこだわりを語るのは少し気恥ずかしい。 けれど、この場では誰もが安心して“好き”を開示できる。 うなずき合い、笑い合い、共通の悩みに共感し合う。 そのやりとりを聞いていた非ユーザーの方々の表情が、 だんだんと「興味」から「憧れ」へ変わっていくのがわかりました。
 そして、コラージュの時間。 スタンプ、マステ、柄ペーパー。 手を動かしながら、また言葉が生まれる。 静かで、あたたかくて、熱のある時間でした。

ゆる会の日、気づけば“トラベラーズノートを愛でる仲間”ができていた
話が盛り上がったあとは、ゆる会をイメージしてコラージュをしました。ゆる会前半に参加された方はおしゃべりタイムが盛り上がりすぎて、コラージュの時間がほとんど取れませんでした(笑)

【ノートが開いた、新しい『旅』の扉】

 ゆる会の終盤、ひとりの非ユーザーの方がぽつりと話してくれました。 「皆さんのノートを見ていたら、私もここから自分の旅を始めたくなりました」
 その言葉は、まるで新しい扉が開く音のようでした。

 ゆる会が終わると、その方は本体からリフィルまで一式を笑顔で購入されました。 手にしたばかりのノートを胸に抱えながら、 「今日のこと、さっそく書いてみます」 と嬉しそうに帰っていかれた姿が忘れられません。

 そして後日談。 あの日、非ユーザーとして参加された方が「ノート、使い始めました」と嬉しそうに見せてくださった瞬間、胸の奥がじんわり温かくなりました。

 それだけではありません。 ゆる会に参加された皆さんが、今ではかわるがわる文華堂に立ち寄ってくださるようになりました。
「ゆる会の空気を思い出しながら、こんなコラージュをつくってみました」 「次の旅行で、このページをこんなふうに使ってみたいんです」

 そんなふうに、近況を語ってくださる姿を見るたび、 “文華堂を頼ってくれる存在”が少しずつ増えていることを実感します。

ゆる会の日、気づけば“トラベラーズノートを愛でる仲間”ができていた
ゆる会をイメージしたコラージュをつくったよと見せてくださってとても嬉しかったです

 気づけば、私が自信を持っておすすめするノートやリフィルを、 迷いなく選んでくださる大切なファン(リピーター様)になっていて、 その信頼の積み重ねが、何よりの励みになっています。

 あの日の“ゆる会”が、一冊のノートと一人の人生の歩みにそっと寄り添う、 そんな静かなきっかけになったのだと思うと、胸が熱くなります。

トラベラーズノート レギュラーサイズ BLACK
https://bunkado.base.shop/items/88137615

【おわりに:大人のためのサードプレイス(居場所)を益田から】

 大人になると、利害関係のない場所で、 ただ「好き」を語り合う時間は意外と少なくなります。

 けれど、好きなものを安心して語れる場所は、 思っている以上に心を軽くしてくれる。 自分の世界を広げてくれる。 そして、誰かの新しい旅の背中をそっと押してくれる。

 益田という小さなまちで、 そんな“大人のサードプレイス”をつくれたことが、 今回のゆる会のいちばんの収穫でした。

 これからも、文華堂しゅみ部は 「好き」を安心して開ける場所であり続けたいと思っています。(スタッフS)

スタッフSプロフィール スタッフS
入社5年目。
トラベラーズノートとの出合いで手書きの楽しさに目覚める。
デスク回りがちらからないよう、
ノートやファイルの使い分けを実践中。