子どもの絵、スクラップすると世界にひとつの作品集になりました

皆さんご無沙汰しております。店主です。

今回は、売り場の企画会議がきっかけとなり
ずっと自分の中で宿題になっている“あること”について
前から温めていたアイデアを形にしてみることにしました。

私の”宿題”

私の宿題、それは“わが子の作品整理”です。
増えていく作品とどう折り合いをつけるか、
これは育児を始めた時から今なお直面し続けている問題です。

現在小学2年生の娘は
最近お絵描きが好きなようで工作よりもっぱらイラストを描いています。

お絵描きスクラップ
試し書きの紙でぬり絵に勤しむ娘

1年生のあいだに自由帳を3冊ほど消費し、学校や学童でも絵を量産。
この春学年が上がったタイミングで片付けをした際
使い切った自由帳は本棚にしまい込んでいました。

そんな時、お店の売り場の企画で
それぞれの”たのしみノート”をつくってみることに。
”たのしみノート”とは自分が好きと感じるものを
ざっくりとつめ込んだノートのことです。

参考文献:「たのしみノートの作り方」杉浦さやかさん著

自分が何をノートにつめ込みたいかと考えた時、
思い浮かんだのは溜め込んでいる娘のイラストたちでした。

スクラップしようと思ったワケ

「イラストを切り抜いてノートに貼っていったらどうだろう」
スクラップノート作りを思いついたのは
以前見たひとつのノートがきっかけです。

お絵描きスクラップ

お世話になっている市内のアパレルショップ。
これから入荷予定の新作の服を
スタッフの方がスクラップして
オリジナルのコレクションブックにされています。
使用されているのはデザインフィルのスパイラルリングノート。

お絵描きスクラップ

たくさん貼って膨れたページや
手軽にペラペラめくれるちょうどいいサイズ感など
そのノートの存在にとても心掴まれたのでした。

ノート選び

そんなこともあり、どのノートで作るかはすんなりと決まりました。

スパイラルリングノート


このノートにしたポイントは・・・

・A5スリムサイズで本のようにコンパクトで手におさまるサイズ感
・白い紙に描いたイラストが映えるクラフト紙

他にも
コクヨのスクラップブックや
マルマンのスケッチブックなどが候補に。

お絵描きスクラップ
候補のスクラップノートたち

作品集め

今回は小学1年生〜今現在までに描いたイラストに絞り
本棚や引き出しを漁っていきます。
自由帳や学童から持ち帰ったものなど
スクラップするには十分な数が集まりました。

お絵描きスクラップ
お絵描きスクラップ

いざ!作る

まずはたくさんの絵をじっくり眺めて
自分の切り取りたい絵を探していきます。
すると
「こんな細かいところまで描き込んでいる」とか
「こんなモチーフの絵を描いている」とか
意外性と感心の連続!
思いもよらなかった娘の世界に触れたようで
既に楽しい気持ちでいっぱいです。

お絵描きスクラップ
家の絵は当時家づくり真っ最中だったから?

絵をみてその時の娘の様子を想像しつつ
いざ切り抜く作業へ。
切ったら最後取り返しがつかない気がして最初はドキドキです。
けれど、どう切り取るかを考えるのが楽しくて
気づけば私もどんどん大胆になっていきました。

お絵描きスクラップ
最初の1ページは大好きなレインボーカラーの人魚に

A5スリムのページ面積に貼れるのは1〜2作品なので
どんどんと手が進みます。
私と娘の合作ページが増えるにつれ
「もっと絵をたくさん描いてもらいたい」と
なんともポジティブな気持ちになりました。

お絵描きスクラップ
すぐに貼らない絵は紙箱へ
2年前に紙博で買った箱がついに日の目をみました。
お絵描きスクラップ
使ったのりはコクヨ グルー液体のり
細かいカドまで塗りやすく使い勝手が良かった
乾いた後、紙がヨレないのもポイント

出来上がり!

手持ちのイラストをひと通り貼ってひとまずの完成。
作品集っぽくしたくなって
最後に表紙にポスカでタイトルを。
シンプルなクラフト表紙がここでも活きました。

お絵描きスクラップ
描いた日が分からない絵が多いため年号だけ記入
お絵描きスクラップ
お絵描きスクラップ
お絵描きスクラップ
お絵描きスクラップ
お絵描きスクラップ
はみ出してしまった大きな絵は、折ってページに収納します

さっそくその夜娘に見せると気に入ってくれた様子。
「この絵はね〜と説明を始めました。
これまで、描いたイラストの話を聞くことも意外となかったのだと気づき
いい時間になりました。

お絵描きスクラップ

作ってみて感じたこと

イラストのスクラップノートを作ってみて感じたのは
”これは細々と続けていきたい”ということです。
切って貼る、という作業ならお手軽だし
娘の今を切り取った作品集が1ページ増えるごとに
えも言われぬ充実感を得られます。

そしてきっと、時間が経つほど宝物になっていく予感。
5年後・10年後にページを開くと
タイムカプセルを開けたときのような気持ちが味わえそうです。

ズボラで飽きっぽい私、
1冊のノートを最後まで使い切り
イラストでパンパンの作品集を完成させることができるのか
自分でも楽しみです。(店主)

過去に挑戦した
子どもの思い出を形に残す取り組みはこちら。

店主prof店主
何事もやってみたい・試してみたい、好奇心旺盛派。
ものづくりが好きで「丁寧な暮らし」に憧れるが、
怠け者なため理想と現実を行き来している。一児の母。